博物館でお花見
昨日、高校時代の友だちR子ちゃんが上京したので、東京在住のT子ちゃんと3人で上野の国立博物館でお花見しました。
お花見しながら食べようと、甘夏みかん入りのシフォンケーキを焼きました。このケーキのレシピはちょっと自慢なので、書きとめておきますね。
卵白 7個
卵黄 5個
砂糖 120g
薄力粉 150g
甘夏みかんの果汁 120cc(約1個分 足りなければ水を+)
サラダオイル 80cc
ベーキングパウダー 小さじ2杯
甘夏の皮(すりおろしたもの)少々
(20㎝のシフォン型の分量)
1.卵白に砂糖の1/3を入れて固く泡立てる
2.卵黄に砂糖の2/3を入れ、よく混ぜてから果汁とサラダオイルを少しずつまぜる
3.2に薄力粉とベーキングパウダーをふるって、ダマにならないようにまぜる
4.1の卵白を2〜3回にわけて手早く混ぜる
5. 生地を型に入れ、軽くトントンして空気を抜く
6.150℃のオーブンで1時間くらい焼く
7.焼き上がったら、型ごと逆さまにして冷ます
5のトントンが意外と大切で、生地の中に空気の塊が残ると、焼き上がっても一部崩落していたりします。写真の奥の方が崩落現場です(涙)
上野駅で待ち合わせして、まずは春と秋のみ開放する博物館の庭園を散歩しました。写真は庭園側からみた東京国立博物館の瓦屋根。1938年(昭和13年)に開館した重厚な建物です。
特設のさくらカフェで有機豆のコーヒーを購入し、シフォンケーキを食べました。桜と新緑と池が春爛漫という感じでした・・・が、高い木の梢には烏が多数。ヒッチコックの「鳥」みたい。
博物館の常設展は「桜めぐり」をテーマにしていました。
一番の目玉は国宝「花下遊楽図屏風」(狩野長信 筆)
2階のベランダ(?)に座って、踊りを見ている一番右の人物の足がリズムを取っている様子が生き生きしていて好きだなぁ。人物たちの着物の柄がそれぞれ繊細優美。細かく描写しています。着るものは人物の階層も示しているのでしょうね。時代が下った、浮世絵の人物の着物もとても素敵でした。生地、仕立て方、着付け方等の移り変わり、服飾史も学んでみたいな。
酒井抱一の「四季花鳥図巻 巻上」も美しかったです。つくしや杉菜やなずなや母子草も愛情をこめて描かれていました。姫路藩主の次男という生まれですが、「雑草という植物はありません」という感性の持ち主だったのでしょうね。
最後に法隆寺宝物館をひとめぐり。私は2階のシルクロード風の水差しが大好きです。R子ちゃんは墨置き、水滴、匙のセットがお気に入りだそうです。聖徳太子が使ったかも?と思うとロマンだね〜。
写真は宝物館内部から表慶館(大正天皇の成婚を祝して1909年に建てられたそうです)の方向をパチリ。
見渡せば 柳桜をこきまぜて みやこぞ春の 錦なりける 素性法師
お花見と美術館を堪能してから、上野駅ビルのレトロ館でタイ料理を食べました。暖かな一日だったので、ビールが美味しかった〜!