月に囚われた男

デビッド・ボウイの息子が映画監督になった」という事実にまずは惹きつけられたものの、スチール写真も好み。映画評に紹介されていた筋立ても好み。。。。これは見なくちゃ!と冷たい雨の中、勇んで恵比寿ガーデンシネマに行ってきました。
古典的なSF映画へのオマージュなので、『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリスタルコフスキー版)』を思い起こさせるのはもちろんなのですが、私が似てるな〜と思ったのは『真夜中のカーボーイ』でした。ネタばれになるのでこれ以上は詳しく説明しませんが・・・。主演のサム・ロックウェルダスティン・ホフマンとジョン・ヴォイドを一人二役。。。見ものですよ〜!月面や基地のセット&特撮は懐かしく静謐な感じ。壁面の雰囲気は日本のロボットアニメの背景にも似てました。人工知能のガーティーはレールに沿って動いているし、手も工業用ロボットのように無骨そのもの。表情は顔文字なのに優しいの。懐かしいとある未来という感じです。
南極料理人』もそうでしたが、極地の基地は密室や刑務所の中流刑地)とも共通点あり。この手の映画は登場人物も限られるので、脚本と役者さんの演技がじっくり堪能できます。

ガーデンプレスには色鮮やかな西洋シャクナゲが咲いていました。