かけあし日記


11/11(日)はつれあいが参加しているフォークドリーマーズのリーダー追悼ライブでした。http://www.folkdreamers.com/FDMedia-bit20121111.html
若杉さんのギター弾き語りソロ演奏の映像にメンバーと旧友のマスターが音を重ねていく演奏がとても良かったです。

フォークドリーマーズのレパートリーには悲しいことも色々あるけど、また前に進んでいこうという曲が多かったんだなぁとこのライブを聴いてしみじみ思いました。restart songs
つれあいは風邪で朝のうちはほとんど声が出ない状態だったので、心配でしたが、本番ではなんとか声がでるようになっていました。
私は写真係を拝命し、すごく立派な一眼レフカメラをお借りして下手な鉄砲も数打ちゃ当たる・・・かも?という考えで、シャッターを切りまくりました。コンパクトデジカメとは段違いなシャッターの手ごたえは快感でした。それにしても重さにびっくり!
11/18(日)はつれあいと練馬区立美術館で棚田康司「たちのぼる。」展を見てきました。木枯らしの中をテクテク歩いていきました。片道40分弱。

千川通り沿いの植栽も少しずつ紅葉が進んでいます。
展示室1には「ナギ」「ナミ」、「たかおかみ」「くらおかみ」という少年・少女姿の対の神様像が展示されていたのですが、部屋の壁面に沿った陳列ケースが薄紫色の照明になっていて、水の底のような、薄明のような神秘的な雰囲気でした。生と死のあわい・・・リンボ(辺獄)を思わせる空間。
1995年〜2000年制作の作品はニュルンベルク鉄の処女を想起させる造形や、「内的凶暴性」「支配と従属」というタイトルそのままの怖いものが多数。自分の顔や手を樹脂でかたどったものと木彫、釘やタガなどが組み合わせられて、なんとも言えない切迫感がありました。萩尾望都の『残酷な神が支配する』の中でジェルミが芸術療法的に作成していた手に釘が無数に刺さった作品を思い出しました。

残酷な神が支配する (7) (PFコミックス)

残酷な神が支配する (7) (PFコミックス)

木彫って、鑿の跡をそのまま残すと、虐待を連想させるんだ・・・と新発見でした。東日本の仏像の《なた彫り》ではそう思わなかった(なた彫りって縄文民族の刺青美学の名残なんじゃないかなぁ)ので、これは作者の意図なのかもしれません。
ともかく、心がざわざわする刺激的な美術展でした。歩いていける距離の美術館が面白い企画をしてくれるとすごく得した気分です。
11/20(火)は池袋演芸場の夜席に行きました。柳家三三の「浮世床古今亭菊之丞の「芝浜」を堪能。古今亭文菊は休演で残念でした(涙)柳亭小燕枝の「長短」も良かった〜。先日の追悼ライブにも出演してくれたNさんにそっくり!とつれあいとも意見が一致。特にのんびり屋を演じている時のやわらかい雰囲気が。
東武百貨店のレストラン街『銀座天龍』で晩ご飯。ギョーザの大きさにびっくり!食べ応えありました。

下戸の私もギョーザには断然ビール!(チビの方)