立川志の輔独演会


三鷹公会堂の立川志の輔独演会に行ってきました。4/18(日)の前進座劇場@吉祥寺に続いて、今年2度目の志の輔さんです。
今日も枕は左手中指のギブス話から。ベトナムで行われた独演会で高座が終わって、礼をして、立ちあがった拍子に中指の第一関節の靭帯が切れ、指先がうなだれたままになってしまったのだそうです。。『ためしてガッテン』を見ても高座を見ても私は全然気がつきませんでしたが、志の輔さんは実は左利き。すご〜く不便で、噺のリズムもとりにくいそうですが、利き手じゃない手を使うことで、頭の中の普段使っていない線がつながってる感があるそうですよ。
番組は立川志の春さん「看板の一(ピン)」、志の輔さん「バールのようなもの」《仲入り》志の輔さん「紺屋高尾」
バールのようなもの」笑いました〜。ちょっとズラしてものを見ることの面白さ。紋切り型への批評性。。。。最高!「ダニのような・・・はダニか?」「女のような・・・は女か?」「ハワイのような・・・はハワイか?」では、「バールのようなものは・・・?」
「紺屋高尾」は2006年に中野ZEROホールでも聴いていました。その時も久蔵が高尾太夫に本当はしがない染物職人だと告白する場面で観客1,200人を一点に集中させてしまう力にびっくりしましたが、今日も同様でした。他のところは軽く明るく語る分、空気が変わる感じです。静まり返った客席で何故かくしゃみが出そうになって苦しかった〜。
写真は『ナガミヒナゲシ』ここ4〜5年、道端で良く見る帰化植物。名前を中々覚えられませんでしたが、『長実ひなげし』とわかって納得!花びらが散った後の実が細長いから、《長実》なんですね。