聖コージズキンの誘惑展

本日は《展示室2》をご案内。下の写真は階段の吹き抜け部分です。

聖コージズキンの誘惑展
コージズキンは絵本作家のスズキコージさんの愛称。

幼少のみぎり、お父様から12色入りの王様クレヨンをお土産にもらうと、うれしくて昼間は絵を描きまくり、夜にはクレヨンの匂いを楽しむために鼻の穴にクレヨンをつっこんで寝たそうです。
作品は絵を描く喜びにあふれていて、エネルギーがほとばしっています。

便座もキャンバスに早変わり!立体作品も多数あって、面白かったです。

私はスズキコージさんの絵本の中では特に『ひつじかいとうさぎ』がお気に入りです。東欧風な作風に魅かれます。シャガールや映画『屋根の上のバイオリン弾き』を連想させる感じ。

本橋成一さんが撮影したチェルノブイリの写真をコラージュして、コラボした作品はすごくしっくりきました。NO NUKES


ご本人手書きのキャプションを読むのも楽しかったです。

18歳の頃に描いたイラストの完成度の高さにはびっくり仰天しました。スケッチブックの絵がそのまま、サイケデリック・ロックのLPジャケットに使えそうでした。堀内誠一さんに見込まれたのも、そりゃぁ当然!納得でした。細い細いペンの線がすごく良かったです。

*写真は許可をいただいて撮影しています。クリックすると拡大します。

手ブレ写真ですが、気に入ったのでUPしちゃいました。