第20回まめ蔵寄席


今日は吉祥寺のまめ蔵で古今亭文菊師匠の噺を聴いて来ました。あいにくの冷たい雨でしたが、会場は20回目のアニバーサリーということもあって、HOTでしたよ。
演目は
   替り目
   三方一両損
替り目は寄席では酔っ払いの旦那が奥さんへの思慕の情をしみじみ独白したつもりが、奥さんしっかり聴いてましたから〜でサゲの事が多いのですが、今日はうどん屋も登場して、うどんも食べずにお燗だけしてもらっちゃう図太い旦那さんとそんな旦那さんのフォローに相務める奥方さまの姿まで語ってもらい、『替り目』という題名が何の替り目なのかも合点できました。あ〜面白かった。
http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2005/04/post_1871.html

次は『三方一両損』大工と左官とそれぞれの家主二名の江戸ッ子の意地が炸裂するお噺。大岡越前も登場しますが、一般ピープル4名の方が断然面白い噺だと思いました。http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2004/11/post_34.html
喧嘩っ早い大工と左官のそれぞれの演じ分けが見事。双方の顔つきが全然違うのが見どころ。大工がくそったれ大家と罵倒する啖呵が面白かったです。昔の長屋は店賃以外に厠で汲み取る人糞を肥料用に農村に売ることでも収入を得ていたことがわかりました。江戸の気配を身近に感じられて面白かったです。


まめ蔵店主南椌椌さんのテラコッタ。11面観音にはちょっと足りないかな?


普段は地酒とビールがメインなのですが、今日は『マッサン』効果なのかスコッチウイスキーも登場。私もロックでいただいちゃいました。福井の日本酒も美味しかった〜♪


〆の珈琲もいただきました。カップ&ソーサーも南椌椌さんのオリジナルです。
次回の予約も済んで、大満足で帰宅しました。たっぷり落語とカレーとお酒の夕べ。しあわせ〜♪