佐藤亮 色絵磁器展


昨日は三井記念美術館の後、三越前から銀座まで歩いて和光の《佐藤亮 色絵磁器展 たまゆら 一本の線描から》を見てきました。
佐藤亮さんは同僚Uさんの旦那さまの学生時代からのお友だち。そんなご縁で招待状をいただきました。

一般庶民なので、和光はちょっと敷居が高いのですが、勇気を出して突入(笑)
かの有名な和光のウインドーに並べられていた作品。





暗くなるとライトアップされて、ますますステキになるそうです。

たまゆら》というタイトルに象徴される、ある一瞬を切り取ったようなゆらぎ感はどこからくるのかなぁと考えてみました。
アンシンメトリーで動きのある絵が風や雨や空気の湿度を感じさせているようです。とても絵画的な絵付けだと思います。

佐藤さんはまず作品名を決めてから器と絵を構想するとおっしゃっていました。その作品名がなんとも美しい日本語なのです。
私は潦(にわたずみ)という言葉をこの個展で初めて知りました。
広辞苑によりますと・・・
{ニハは俄か。タヅは夕立のタチ。ミは水の意というが、平安時代には「庭只海」と理解されていたらしい)
①《名》雨が降って地上にたまり流れる水。行潦。万葉集(7)「−いたくな行きそ人の知るべく」
②《枕》
「川」 「ながる」 「すまぬ」 「行方しらぬ」にかかる。
万葉集(13)「あしひきの 山行き 野行き −川行き渡り」

つれあいはスタンダードジャズをテーマにしたシリーズがいたくお気に入りでした。