佳子先生の写真展


昨日はうちの子ども(現在28歳&25歳)がお世話になった中瀬幼稚園の園長先生の写真展に行ってきました。30年以上園児の写真を撮り続けていらっしゃいます。
ちょうど3時から、ギャラリー・トークがあったので、それも聴くことができました。写真を始めた頃、写真家から「説明が必要な写真は写真じゃない。」と言われて、発奮されたそうですよ。
カエルやトカゲを逃げないように、でもつぶしてしまわないように大切に握っている手の表情。音楽会で、「すてきね〜」と友だち同士で見交わしている視線。さつまいもの葉をコンクリートにこすりつけて、緑色をつけている時の真剣な表情。美味しいものをみんなで分け合って味わっている時のはじけるような表情・・・今回は主に表情で写真を選んだそうです。
他の子がおいも掘りをしている時に別のこと(葉っぱと色素の探求)をしていられること・・・園内に畑があるからできることでもあるのですが、子どもの興味・関心・やりたいことが尊重されているのが素晴らしいなと思いました。
そして先生は子どもが本当にしたい事と大人がやらせたい事がひどく食い違っている現状をとても危惧していました。
写真展の帰り道、たまたま勤務先の保育室の卒園児の保護者さんと出会ったのですが、その子の通う保育園はビルの中で園庭がありません。定期的に体操・造形・英語の先生が外部から派遣されてきて、レッスンが保育に組み込まれているそうです。
待機児対策として、首都圏では園庭のない保育施設がどんどん開所していますが、保育の質が本当に問われているのか心配でなりません。

写真展の会場に園庭の花が投げ入れてありました。水引草大好き!

自転車を漕いでいると、あちらこちらに金木犀の香りのリボンがひらひら・・・香りの元を探してパチリ。金木犀は蕾の方が香りが強いような・・・。

このカマキリは我が家の西洋アサガオの上にいたのですが、つつくとマンホールの上に移動しました。写真の上をクリックすると大きくなるので、キョトンとした表情も見て下さいね・・・って、説明不要の写真を私も撮れるようになりたいです。