若冲が来てくれました


うどん県紀行はまだまだ続くのですが、今日はちょっとお休み。日記に戻ります。
今日はつれあいと一緒に福島県立美術館に行ってきました。新幹線を利用したので、余裕の日帰りでした。財布の余裕はなくなったけど・・・(涙)
朝ごはんを食べて行ったのに、11時前に福島についたとたんにお腹がすいたので、駅前のデパートの中の食堂に入って腹ごしらえ。

瓶ビールに柿の種がうれしい!

ステーキ丼を食べました。これで980円。
市内循環バスに乗って、いざ美術館へ。バス料金はたったの100円。美術展の入場料は一般・大学生は800円。高校生以下は無料。被災地の方々に大勢見に来てもらいたいという気持ちからの低価格なのでしょう。

広い敷地なので、駐車場に入りきれなかった車がアプローチに何台も止まっていました。平日でしたが、かなりの入場者でした。

こちらは県立図書館。

竹林の向こう側は美術館の休憩室になっています。中から見る竹は涼しげでした。


庭も広々。

若冲が来てくれました プライスコレクション〜江戸絵画の美と生命〜展は全体を7章に分け、第7章は有名な《鳥獣花木図屏風(花も木も動物もみんな生きている)》で締めるという工夫されたものでした。

(  )内のわかりやすいタイトルは出品作のすべてにつけてあり、子どもにも理解しやすくなっていました。
私は葛蛇玉《雪中松に兎・梅に烏図屏風(雪の夜の白いウサギと黒いカラス)》に心惹かれました。

和合亮一さんの《放射能が降っています。静かな静かな夜です》という詩を思い出しました。放射能は見えないのに、この絵の闇夜の雪のイメージと重なります。ウサギって木のぼりできるのでしょうか?何かから必死で逃げているように見えてしまいました。

若冲ののびやかな墨絵が大好きです。線のスピード感とユーモアが醸しだす自由な境地にふれるとしあわせな気分になります。

京都国立博物館から友情出展された、野菜涅槃図。若冲さんは京都の大きな八百屋さんの旦那さまだったのです。