モンシェリー 自画像としてのスクラップ小屋


8/25(日)に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館大竹伸朗展をみました。丸亀バサラ祭りのメイン会場で、踊りのための音楽が鳴り響いていたため、入場無料でした。ラッキー。

昔懐かし・・・竹の子族風のお嬢さんたち。出番は終わったのかな?

大竹伸朗といえば、私にとってはなんと言っても絵本『ジャリおじさん』の作者なのですが、日本の現代美術界では注目の作家さんだそうです。

ジャリおじさん (日本傑作絵本シリーズ)

ジャリおじさん (日本傑作絵本シリーズ)

《モンシェリー 自画像としてのスクラップ小屋》を見て、映画『ブレードランナー』&『ストーカー』、そして、つげ義春の一連のマンガを連想しました。(特に『ねじ式』)

共通するのは廃墟感覚。世界の果てにポツンとたたずむ小屋みたいだと思いました。そして、それは同時に自分の頭の中にある。

会場で、ドイツのカッセルの森の中でこの作品を展示した時のビデオが流れていたのですが、『ソローニュの森』という、フランスの精神病院で撮影した写真集に雰囲気が似ているな〜と思いました。

ソローニュの森 (シリーズ ケアをひらく)

ソローニュの森 (シリーズ ケアをひらく)

廃墟好きの血が騒ぐ美術展でした。

お手洗いの表示はシンプルでおしゃれ。さすが美術館!