OKバジ 帰国報告会


6月8日(土)はOKバジ(垣見一雅)さんの誕生日。文京シビックセンター26階スカイホールで「帰国報告会」がありました。私もスタッフとして少しお手伝いさせていただきました。
OKバジはネパールで草の根の支援活動をしていらっしゃる方です。

今年はネパール人ジャーナリストと政治家を伴っての帰国でした。二人のネパール人のバジへの愛と尊敬の気持ちがひしひしと伝わってきました。
バジのオフィスはベルトポーチの中。車もガソリンも人件費もオフィス代も使わず、集めた支援金を100%ネパールの人々のために活用している稀有な人と語っていました。

今回はバジの《呼び水支援》という言葉が特に印象に残りました。
支援される人々が最初のうちは資金や技術などで支えられながらも、次第に自発的に行動し、最終的には自分たちがやったのだという誇りを持てることが大切だと思いました。

以前にも紹介した詩ですが、これは支援の真髄だなぁと思っています。バジがネパールで行っていることそのものですね。

人々の中へ  ジェームズ・イェン  訳・色平哲郎


人々の中へ行き
人々と共に住み
人々を愛し
人々から学びなさい
人々が知っていることから始め
人々が持っているものの上に築きなさい
しかし、本当にすぐれた指導者が
仕事をしたときには
その仕事が完成したとき
人々はこう言うでしょう
「我々がこれをやったのだ」と

もうひとつ面白いな〜と思ったのは、バイオガスの話題でした。一家族の人糞と牛の糞を発酵させて、メタンガスを発生させると、その家に一日2時間ガスを供給できるそうです。そのガスで煮炊きすることで、森の木を切らずに済むので、自然を守ることになるそうです。しかも衛生面も向上します。
ソーラーバッテリーも8000円のランニングコストで一家の電気がまかなえ、自然保護に役だっているそうです。色々な技術が人々の暮らしを便利にし、自然を守る力になっているのですね。

バジへの誕生祝いメッセージを会の参加者に書いていただいて掲示しました。

会の主催団体は《アサラゲコチャ》といいます。ネパール語で希望をもつという意味だそうです。希望、のぞみ、願い、夢・・・こちらも色々書いていただいて掲示しました。



上の三枚はアサラゲコチャの代表が描いたものです。


日が暮れると外は見事な夜景になっていました。