中瀬幼稚園 生活と表現展


昨日は五島美術館から帰り、家で昼食を取ってから中瀬幼稚園の生活と表現展にも行ってきました。
案内板に撮影している私の影が写っています。

福寿草はつぼみが増えていました。

畑に植えた落花生をカラスがつつきに来るので、案山子を作ったそうです。

こちらはカラスたち。

桃が植えてある築山(ももやま)に雪が降ったところの絵。東京の雪だけあって、ボタン雪ですね。

年少さんが描いた青桐の絵。色使いが鮮やか。庭師さんが青桐の枝を落としてくれたそうです。その枝に顔を沢山発見したと書いてありました。

これも青桐の絵です。

さりげなく自然物で作った素敵なオブジェが飾ってあります。

白梅が咲き始めていました。お手洗いに「かわや」と書いてあるのは、園全体が江戸時代にタイムスリップ!省資源ライフ週間を実行したなごりです。
職員室の扉にも・・・

園長の井口佳子先生は日々の生活を充実させることの大切さを熱を込めて語ってくれていました。表現としての作品は豊かな生活の結果にすぎないそうです。子どもが見て学ぶ力と掃除の大切さも説いていました。掃除嫌いの私には耳の痛い話でしたが、午前中に茶道具を見て、午後に佳子先生のお話を聞くと、簡素の美、丁寧に環境を整えることの大切さが身に迫って来ました。茶室と禅寺は本当に掃除が行き届いていますよね〜。子どもが見て学ぶ力を大人のよけいなお節介で邪魔しない事はこの頃の私のテーマになってます。一人ひとりの子のまなざしの先を見るとその子の気持ちや学びの在処がわかってくる気がします。
佳子先生が撮影した子ども達の写真はどれもみんな生き生きして魅力的でした。紅葉や雲や氷や雪などの自然を撮影した写真は美しかったです。23区内にもこんなにきれいな自然があるんだな〜気づきさえすれば・・・と思いました。
年長クラスがチャドクガを飼育した活動の写真にもびっくりしました。成虫はみみずくみたいな顔のかわいい蛾でした。チャドクガの毛虫に対しては常に《大変!毒があるから、殺さなくちゃ!》と思っていました。飼うという発想は私にはなかったので、子どもの発案を受け入れて注意深く実行させてみた先生方に感心しました。