はなをくんくん
今日も中瀬幼稚園に行って、おはなしをしてきました。今年度最後なので、心を込めて『マメ子と魔物』(イラン民話)を語りました。鍋からこぼれおちた豆から生まれた女の子が大活躍するお話。村の娘たちと落ち穂拾いに行き、仕事の後で日が暮れるまで遊んでしまったために魔物の家に泊まることになるけれど、機知で切り抜けて魔物をかまどに押し込み無事に帰ってくるというストーリーです。子どものたちが真剣に聴いてくれているのが伝わってきました。
- 作者: 矢崎源九郎
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 1988/05/01
- メディア: 単行本
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- 作者: ルース・クラウス,マーク・シーモント,きじまはじめ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1967/03/20
- メディア: 大型本
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動物たちがかなり写実的なのに、黄色い花がデザイン的なのは何故なのかな?春の象徴としてあえて特定される植物を避けたのかしら?いつもこの絵本の黄色い花にはちょっと違和感を感じます。全編モノクロの中で花にだけ黄色を使っていることはすてきなのですが・・・。動物たちの柔らかい毛皮の感じや表情、雪の森のふんわりした仄明るさは大好き。この絵本は1949年生まれ、福音館書店から翻訳絵本が出版されたのが1967年。名作は古びないものですね。原題は『The Happy Day』でした。