山茶花(さざんか)

[rakuten:cau1books:11891425:detail]今日は中瀬幼稚園の年中クラスでおはなししてきました。
最初に岸田衿子さんの「へんなひとかぞえうた」を暗誦。次にジャマイカの民話「アナンシと五」を語り、最後に『雪の上のなぞのあしあと』(あべ弘士作・福音館書店)を読みました。「明日は雪の予報だけど、雪が降って欲しい人?」と聞いてみたところ、8割の子が手を挙げました。
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 へんなひと かぞえうた  岸田衿子 

いちくん イチゴの たねだけたべた
にーくん にぼしの かばやきたべた
さんくん さといも すなふってたべた
よんくん ようかん よくにてたべた
ごーくん ごまの かわむいてたべた
ろくくん ろーるぱん ほどいてたべた
ななくん なっとう あらってたべた
はちくん はまぐり からごとたべた
きゅうくん きゅうりを くさらしてたべた
じゅうくん まんじゅう つぶしてたべた

『へんなひとかぞえうた』は1回暗誦すると、2回目は一緒に唱えてくれました。
『アナンシと五』はすごく真剣に聴いてくれたのですが、オチがちょっと難しかったかな?
『雪の上のなぞのあしあと』は作者のあべ弘士さんが旭山動物園で飼育係をしていただけあって、実感がこもっている上に謎解きミステリーの味があるので、大多数の子たちはしっかり見てくれました。あしあとの主を「きつね!」「へび!」と推理して答えてくれる子もいました。

幼稚園のねこさんが私が背にしている窓の外のブロック塀の上にいたので、興奮気味の子もいましたが、みんな熱心に聴いてくれたのでうれしかったです。もうすぐ年長に進級する子どもたちの成長ぶりが頼もしかった〜。

園庭には福寿草が花を咲かせていました。明日は雪の下かしら・・・?


今年も我が家の近くの公園のサザンカが満開になりました。例年にも増して花つきが良いような気がします。が、しか〜し・・・どうも、このサザンカって、花が美しい割には冷遇されていると思いませんか?椿のセカンドライン扱いとでも言えば良いのでしょうか。花弁がバラバラに散るので茶花には使わないってことも冷遇される原因のひとつなのかな?椿は茶花の王者だけに、差をつけられていますね。あちこちに植えられていて、大した世話をしなくても沢山花をつけ、ありふれているせいかな?
ちなみに杉並区の花はサザンカです。公園で多用するとチャドクガが発生するので、ちょっとご迷惑。うん。それも冷遇される理由のひとつかも・・・。

サザンカと言えばこの曲。というわけで、貼り付けます。