国立西洋美術館
昨日は『手の痕跡展』を見に、国立西洋美術館に行きました。
ロダンとその弟子だったブールデルの作品が展示されていました。
これはロダンの『ベローナ』
こちらは同じくロダンの『国の護り(武器をとれ)』
どちらも、迫力満点。強そうな女神さま。
私のお気に入りは『オケアノスの娘たち』
ハマグリっぽい形の海水に半ばとろけるような女神たち。羊水のような太古の海を連想しました。『ポニョ』のお母さんも思い出しました。
ブルーデルの作品の中では『首のあるアポロンの頭部』が気に入りました。粘土の塑像の状態で長く放置したので、顔の左半分が痛んでしまっています。
地下3階では、粘土で作った《女性頭部》を、石膏、テラコッタ、ブロンズ、大理石に置き換える技法と制作工程が展示されていました。ブロンズ彫刻は版画のように同じ作品が何体もあるらしい・・・ということがうっすら理解できました。
国立西洋美術館本館はル・コルビュジエの設計だそうです。
ずいぶん複雑な階層になってますね〜。そういえば、館内にはあちこちに使用禁止の階段がありました。かくれんぼうをしたら面白そうでしたよ。(無理だけど・・・)
常設展にも行ってみました。
モネの『雪のアルジャントゥイユ』モネだかマネだか自信がなくなってHPで調べました(笑)
ダンテ・ガブリエル・ロセッティの『愛の杯』ハートの意匠があちこちに見られます。バレンタインディー向きの絵ですね。モデルはたぶんラファエル前派のミューズ エリザベス・シダル嬢。http://d.hatena.ne.jp/fumfum235/20110724/1311473589
こちらはギュスターブ・モローの『牢獄のサロメ』
写真の絵の他にも美術の教科書や副読本で見たことのある絵が沢山あって、楽しかったです。(クールベの『波』やゴーギャンの『ブルゴーニュの少女たち』など)5時半の閉館時間ギリギリまでたっぷり鑑賞させてもらいました。美術館はマイペースで過ごせるから好きです。