前進座にわか演芸場


8/12(日)は納涼祭り前進座にわか演芸場を楽しみました。
11時開場12時開演。途中出入り自由。仲入り2回を挟んで、トリの古今亭志ん輔師匠の「唐茄子屋政談」が終わったのが、午後5時45分。こんなに長い落語会は初めてでした。終演後、階段で転んでいる方が複数見受けられました。楽しかったけど、客席の平均年齢を考えると、エコノミークラス症候群も心配になったりして・・・。
会場内飲食自由というのもゆるい雰囲気で楽しかったです。生ビールやかき氷、ソーセージなどの屋台も出て、お祭り気分を盛り上げていました。前座さんはコロッケと串カツを昔の駅弁売りのように首からぶら下げて、販売していました。
前進座劇場は来年1月の公演を最後に取り壊して、お隣の病院に土地を譲渡するそうです。前進座は存続するので応援よろしく!とのことでした。
   手紙無筆 柳亭市也
   新聞記事 春風亭朝也
   壺算 古今亭朝太
   たいこ腹 古今亭菊之丞
   鯛 柳家はん治
     <仲入>
   (漫才) ロケット団
   七段目 柳亭市馬
   孫、帰る 柳家喬太郎
   (紙切り) 林家正楽
   青菜 柳家権太楼
     <仲入>
   不動坊 入船亭扇遊
   天狗裁き 柳家さん喬
   (粋曲) 柳家小菊
   唐茄子屋政談 古今亭志ん輔
ロケット団が『橋本徹市長が機長のコスプレで記者会見したらウケたのに』と言っていました。会場は大爆笑!
柳家喬太郎師匠の『孫、帰る』は浅田次郎の『うらぼんえ』を思い出させる噺でした。導入部分でゲラゲラ笑っていた客席が後半は一転してシーンと静まり返りました。語りの力は凄いものだと唸りました。『うらぼんえ』は浅田次郎の『鉄道屋(ぽっぽや)』に入っている短編です。白石加代子さんが百物語で語っています。泣けます。

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)