“私”を生きる


『“私”を生きる』http://www.doi-toshikuni.net/j/ikiru/index.htmlを下高井戸で見てきました。京王線の下高井戸駅に降りたのは初めて。学生時代前半はまだレンタルビデオ屋さんがなかったので、見たい古い映画があると『ぴあ』や『シティーロード』で調べて、名画座自主上映会に通ったことを懐かしく思い出しました。知らない街に降り立つと、方向音痴なので上映時間に間に合うかドキドキしたものです。
今の時代、公立の教育現場で“私”を生きることの困難さ、息苦しさを強く感じました。並はずれた指導力があり、子どもたちを心から愛している先生方に江戸時代の踏み絵のような目にあわせ、同僚や生徒・保護者から引き離され孤立するように追い詰めるいじめそのものの構造に慄然としました。しかもそれは私が住んでいるこの東京都のことなのです。
また、根津公子先生の「運動ではなく、わたしの問題なのです」(記憶で書いているのでニュアンスが違っていたらすみません)という言葉がとても印象に残りました。
小学生の時、民主的な会議の進め方という授業を受けた記憶があります。動議の提案、修正動議の提案、採決・・・。現在東京都では職員会議で挙手して採決することは禁止なのだそうです。上映後のトークショーで元三鷹高校校長 土肥先生の「(職員会議で)言葉を発しなくなると、責任を持たなくなる。モチベーションが下がる」というお話に膝を打ちました。『自分の考え』『自分の言葉』を持ち、それを表現する力を育てることは保育の場でも求められていること、これは他人事ではなく、ひとつながりの問題なのだと思いました。土肥先生が三鷹高校の生徒からもらった卒業証書と寄せ書きの現物を見せてもらいました。こんなに愛されている先生が非常勤講師採用の評価でオールC・不合格なんて・・・バカバカしさに笑ってしまいました。
上映後は近くのイタリアンレストランで昼食。イケ面のウェイターがゾロゾロ・・・ちょっとヒマそうにしていました(笑)とてもおいしいピザとバスタとワインでしたが、イケ面観賞料もバッチリ価格に反映されていました。たぶん。。。。(笑)

窓からは東急世田谷線が見えます。カラフルでかわいい電車は『きかんしゃ やえもん』に出てくる れえる・ばす の いちろうとはるこ に似ていました。なんと全10色だそうです。

きかんしゃやえもん (岩波の子どもの本)

きかんしゃやえもん (岩波の子どもの本)








商店街を散歩して、お土産に巨大ホットドッグを購入しました。

ハーブ入りのソーセージもケチャップもマスタードもキャベツの酢漬けも自家製でパンは鳥取のパン屋さんに作ってもらっているそうです。
ご夫婦で仲良く販売していました。


前を自転車で通りかかったママにおんぶされていた子どもが「食べた〜い」と絶叫して、遠ざかっていたのが面白かったです。店主によると子どもとワンコにファンが多いそうですよ。