朗報

こういう了見

こういう了見

古今亭菊六さんが、来年の秋 真打ちに昇進することが、決定したそうです。今日付けで落語協会HPの最新情報に掲載されていました。
涼しい顔して(以前 柳家三三師匠に散々「様子が良いね〜」とイジられていました)貪欲に芸の道に精進している菊六さん。昇進決定おめでとうございます。
菊六さんのHPはこちらです。http://www.kiku6.com/index.html
じっくり菊六の会の案内に入っている似顔絵 いつみても良く似てるな〜と感心します。えくぼとぱっちりした目(フジ三太郎に似てる)がキュート。

『こういう了見』は菊六さんの兄弟子 古今亭菊之丞師匠の本。サブタイトルが《噺家ほど素敵で不安な商売はない!?》
ふと自殺も考えるほどつらかった前座修業や真打ち昇進の舞台裏・・・究極の雨男(嵐を呼ぶ男)ぶり・・・生き生きと芸歴20年を語っています。面白いですよ。この本の中の菊六さんは寄席の楽屋で志ん駒師匠の特製サンド用に淡路島産玉ねぎをせっせと刻んでいました(笑)
『大工調べ』は大家の言ってることの方が正しいと思うという所に大いに共感しました。だから私も大工の棟梁の啖呵に酔えないんです。侠気(おとこぎ)を売ものする人に胡散臭さを感じてしまう・・・マッチョ嫌いなんだと思います。