森と芸術展 東京都庭園美術館


今日もつれあいとお出かけしました。お気に入りの東京都庭園美術館です。
《森と芸術〜私たちの中にひそむ森の記憶をたどってみよう》という企画展。監修は美術評論家・フランス文学者の巖谷國士氏。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/mori
朝香宮邸を傷めない配慮からなのか、今回は部屋の壁面をテーマにあった色調のパネルが覆ってありました。素材は和紙かな?臙脂色やオリーブ色が主張しすぎず、作品と見事に調和していました。森美術館印象派ボストン美術館展を見た時も壁面の色を工夫しているなぁと思いましたが、どうもひそかに流行中みたいです。
テーマを決めて、作品を取り合わせる妙はまさに編集者感覚。私だったら、フリードリヒの絵も入れるんだけどなぁ。ドレスデン国立美術館が貸してくれないか・・・。

この展覧会で特に気に入ったのは、エミール・ガレ『草花文花器』(螺鈿風の蝶と文様化された赤いカエルが魅力的)ポスターにも使われている、ポール・セリジェ『ブルターニュのアンヌ女公への礼賛』(油彩なのにタペストリー風の質感と構図がおしゃれ。萩尾望都の新刊『春の小川』収録の「花嫁」を連想しました。政略結婚の中で平和への意思を強くもつ花嫁の希望が鉢植えの若木に象徴されているのでしょう。)ピラネージ『ティヴォリの滝』(崖にへばりつくように立つ建物群にそこはかとなく漂う廃墟感覚が好き。『天空の城 ラピュタ』のパズーが暮らす鉱山街も思い出しました。)
ドレスコード割引はきのこ。我が家には残念ながら、きのこ柄の服もアクセサリーもなかったので、断念。面白かったのは完璧なマッシュルームカットも割引きの対象だったこと(笑)完璧なマッシュルームカットと言ったら、この人でしょう!ご存知ですか?

答えはオックスの赤松愛君でした〜。歳がバレるね。。。。
たかが100円されど100円。時間があればフェルトできのこブローチを作りたかったな〜。

美術展を堪能した後、併設のカフェでお茶しました。
私は峰岡豆腐無花果ソース添えを、つれあいはきなこ白玉をチョイスしました。量は淋しかったけど、味は合格でした。

昨年の6月20日にも庭園美術館に行っていました。
http://d.hatena.ne.jp/fumfum235/20100620/1277044071
昨年は見事だったあじさいが今年は盛りを過ぎてしまっていました。

柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)はまだまだ見ごろ。

道路沿いのエンジェルストランペットは今年も素晴らしかったです。

ここではない★どこか 春の小川 (Flowersコミックス)

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