パウル・クレー おわらないアトリエ展


娘と一緒に国立近代美術館に行ってきました。
パウル・クレーは大好きな画家ですが、展覧会に行ったのは初めてです。
クレーの色彩がともかく好き!タイトルが詩のようで面白いこと。手仕事っぽい小品が多いこと。好きな理由は沢山あります。

この絵のタイトルは《ぼろきれお化け》まるで子どもの絵のようです。技法的な創意工夫も切ったり貼ったり回転したりの工夫も、プリミティブな絵を描く喜びが根底にあるからこそと思いました。
パウル・クレーは57年の生涯で3000点にものぼる作品を生み出し、自分で詳細なリストを作成していたそうです。私は「北の森の神」「隠者になった子供」「バルトロ:復讐だ、おお!復讐だ!」「カイルアン、門の前で」が特に気に入りました。

美術館を出て、平川門から皇居に入りました。写真は石垣で根性咲きしていたムラサキカタバミの花。
クスノキの木陰でベーグルを食べ、本を読みました。戸外でご飯を食べたのは久しぶりです。すご〜く良い気持ち。人口密度は低いし、おまわりさんが自転車でしょっちゅう巡回しているので(笑)安全だし、緑は豊かで視界に電柱は一切見えない・・・しかも入園料なし。おすすめです。


レトロな街灯を発見。獅子の足が立派です。
三の丸尚蔵館で「美術染織の精華展」を見てから、大手門をくぐって外に出ました。一部壁が剥落していました。地震の被害でしょうか?