香り かぐわしき名宝展


4月30日(土)に地震以来初上京のR子ちゃんと東京藝術大学美術館の《香り かぐわしき名宝展》に行きました。香道具の細工と蒔絵が特にすばらしかったです。江戸時代末から明治にかけて来日した西洋人たちは日本の工芸品を見て、日本人が異常に手先が器用なリリパット(小人族)に見えたのではないかなぁ・・・。1868年の第二回パリ万博や1873年のウイーン万博で熱狂的に迎えられ、日本ブームが起こったというのも納得です。
速水御舟の『夜梅』も印象的でした。この人の日本画には有名な火に集まる蛾を描いた『炎舞』もそうですが、不吉なまでの美しさがあります。
きれいね〜と見とれながらも、「虎屋の夜の梅って黒砂糖の味の羊羹だった?」(私)「それじゃなくて、中にあずきが入ったの。あずきを梅に見立ててるらしいよ。」(Rちゃん)と食い気話に盛り上がる私たちでした。

美術館の後、味噌ラーメンを軽く食べてから、『旅のつづき』に行きました。そこでN美ちゃんと合流。さんざん悩んで『異邦人』と『卒業写真』を歌いました。でも、あらかじめN美ちゃんには『YOU'VE GOT A FRIEND』をリクエストしておけばよかったなぁ。次回に期待しよう。