柳家三三独演会「冬」


1月下旬はたまたま落語・落語・落語・・の日々となりました。
1月26(水)は中野ZERO(小ホール)で柳家三三独演会。つれあいが発売日にZEROホールで取ってくれたので、とても見やすい席でした。
     《演目》
 桂 三木男   『天狗裁き
 柳家 三三   『権助提灯』
 柳家 三三   『道具屋』
      仲入り
 柳家 三三   『富久』 
権助提灯』は女同士の意地の張り合いをねっとり演じた菊六さんの方が好みでした。三三師匠の女の人は基本的にあっさりしているなぁと思います。現実におつきあいするなら断然三三師匠の女の人の方がラクそうですが・・・。
仲入りで後列の男性が志の輔落語 in PARCO がいかに良かったかを友だちに熱く語っていました。「俺は『だくだく』『ガラガラ』ときて、最後は『つるつる』だと思ったんだけどさ〜・・・」と言いつつ、『大河への道』の内容を説明していました。プログラム的には『つるつる』も面白いけど、『大河への道』で良かったよね!と私は心の中でつぶやきました。

今日31日(月)は湯島天神「はなし亭」へ。明日は私立の中学入試(東京都)が始まる日なので、日中は大変な混雑だったのでしょうが、6時過ぎに到着すると境内はひっそりと静まりかえっていました。この会はまめ蔵寄席に行った時にうしろの席に座っていたご常連に教えていただきました。3人のネタおろしの会だそうです。木戸銭はたったの千円。しかも今日は表紙とインタビュー記事に出ているから・・・と菊之丞師匠が自腹で手配してくれた『東京かわら版』2月号(420円)がチラシ類とともに配られたのでした。嬉しすぎる・・・。下駄箱がコイン式のカギだったので、帰り際、返却された100円玉を取り忘れそうになりましたが、それも「100円戻ってきてるよ〜」という親切なお客さんの声で気がつきました。落語の後は江戸の気分に感化されるのか、人と人の距離がちょっと近くなった感じがします。
     《演目》
 古今亭 菊之丞  『うなぎ屋』
 柳亭 こみち   『祇園祭
 古今亭 菊六   『妾馬』

会場入りする前にちょっと一杯ひっかけていたらしく、最初からずっと船を漕いでいたおじいさんが、『祇園祭』の最中に熟睡してうしろ(私だよ!)にひっくり返ってきて、すごくびっくりしました。私がキャッチしたので事なきを得ましたが・・・畳に座って聴く会ならではのハプニングでした〜。なおかつ、事件の後もZZZ・・・連れの婦人に促されて、仲入りでお帰りになりました。ホッ。

写真は丸井有楽町店で見かけたアンティークミシン。工業用なのかな?