立川談春 独演会

1/27(水)に立川談春独演会(@三鷹 星のホール)に行ってきました。今日も開演前の諸注意は絶好調。第一声が流れるやいなや、客席にいつものネタを期待している雰囲気がはっきり漂っています。(笑)今回早くも“本屋の袋”は削除されていましたが・・・。
「百川」と「包丁」が演目でした。「百川」は少し事前学習が必要な噺なので枕が長め。まずは四神旗について説明がありました。四神は東 青竜、西 白虎、南 朱雀、北 玄武(亀)で色としては青・白・赤・黒なのだそうです。お祭りで食べるちらし寿司には、この四色の具が入っているということでした。順にさやえんどう、れんこん、にんじん、かんぴょう。で、錦糸卵は何なのか?というと、中央の麒麟で色は黄色という説明。この夜の談春さんの羽織の紐はあざやかな菜の花色。麒麟を意識していたのかな?「百川」は主人公が終始羽織姿の設定だからか、この噺の終わりまで羽織を脱ぎませんでした。枕では毎度おなじみ談志師匠と一門の面々の話題が大いに盛り上がりました。
談春さんの星のホールでの公演は今回が区切りで次回(9/25)は三鷹公会堂が会場になります。『落語界大看板への道双六』(そんなのないけど・・・)で五コマ進んだ感じ?ところが、公演の後、私の大好きな三鷹公会堂は取り壊されて新しくなる計画なのだそうです。以前毎日放送の『情熱大陸』で紹介されていた「大阪城フェスティバルホール」も、3/27の「東京厚生年金会館ホール」も取り壊し前の公演は談春さん。「《ホールのおくりびと》と呼んでください。」と言って笑いを取っていました。そんなめぐりあわせもあるのですね。
さて、落語を堪能してホールを後にし、手袋をはめようとしたら、片方が行方不明。バッグの中身を全部取り出しても見当たらないので、ホールに戻って、落とし物はなかったか聞いてみました。届いていなかったので、客席にも入れてもらいましたが、やはり見つかりません。「これから清掃に入ります。見つかったら連絡しますので名前と連絡先を教えて下さい。」と若い女性スタッフが親切に申し出てくれました。名前と携帯番号を書き終えたところで、ふと自分の頭上に注意が向きました。無印良品の茶色のキャスケット帽を取って、ひっくり返すと・・・ありました。私の茶色い皮手袋の片われが。あ〜恥ずかしかった!バッグの中で手袋が離れ離れにならないように、この頃ははずしたら揃えて帽子の中に収納するくせがついていたのでした。トホホ・・・。