白梅保育セミナー


今日は白梅学園大学の保育セミナーに参加してきました。午前10時から午後4時半まで。
朝の上井草駅 ホームからの眺め。山が見える。

跨線橋がないので、上りと下りは改札口が別。こちらは下りホーム。作りつけのベンチが江の電っぽくて好き!思っていたのですが、このピンク色はいただけないなぁ・・・。


上井草には機動戦士ガンダムで有名な(株)サンライズがあります。
電車のお伴は↓の本

言葉の胎児たちに向けて―同調から共感へ

言葉の胎児たちに向けて―同調から共感へ

小川で国分寺線に乗り換え、鷹の台駅で下車。昨年も白梅保育セミナーに参加したので、迷わずにスイスイ到着しました。雑木林と畑の風景が武蔵野って感じです。

セミナーのプログラムは
講演① 『保育の専門性を高めるとはどういうことか』 汐見稔幸
講演② 『保育新制度〜実施を前にして質問に答える〜』無藤 隆
講演③ 『東日本大震災が保育にもたらしたもの〜復興と再生の現実〜』
     磯部裕子・藤本由紀子・大原慎
分科会① 『協同的な学びが生まれる保育』 大豆生田啓友 鈴木眞廣
分科会② 『メンタルヘルスを中心とした親支援』西園マーハ文

私は分科会①を選んで参加しました。
《子どもが輝いて、今を生きることを追求していたら、レッジョ(イタリア レッジョ・エミリア市の幼児教育)やティファリキ(ニュージーランドの幼児教育)と同じ方向を向いていた》という鈴木眞廣和光保育園園長の言葉が印象的でした。

講演③で紹介された 川北新報の記事です。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140415_73001.html

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140415_73024.html

小学3年生の鈴木翔真くんの作文と「心にふたをするのではなく、記憶を整理していく中で、つらい思い出を少しでも肯定的に変えられたら」という先生の言葉に心を揺さぶられました。ただ、書き手にそれが可能な時期が来ているのかどうかを見極めるのがとても難しいだろうなと思いました。

電車の中で読んでいた「言葉の胎児たちに向けて」でも被災地と言葉について語られていました。
奈良少年刑務所で詩の授業を月に一回行っている寮美千子さんが「私、刑務所の子たちと付き合っていて思うのは、乗り越える言葉の前に、吐き出す言葉がないと駄目なんですよ。」「吐き出す前に『乗り越えろ』と言われても、溜まっちゃう一方だから。毒舌だろうが、へたれ言葉だろうが、『もう死にたい』だろうが、何でもいいから、ともかく吐き出す。」

その言葉を受けて、この本を企画した末森英樹さんが、
「被災された方々も、きっと同じです。悲しみ、苦しみつくさないと、その痛みを癒すことができないような感じ。空(から)になれないというか。」

記事と本にリンクするものを感じました。言葉の持つ力と重さ。

            *



(モリジン弁当)


(クレープとタピオカ)

(八百屋)
上の写真は白梅短大の学生さんが作ったお店屋さんごっこ用の素材。みんな美味しそう!楽しんで作ったんだろうな〜♪

校舎から出たら、あたりはすっかり暮れていて、イルミネーションが輝いていました。

上井草駅からの帰り道、月が赤くて大きかったです。写真だとあの大きさが出ないのが残念。月が大きく見えるのは地上の風景とのコントラストによる錯視だってことなのでしょうが・・・。