ある精肉店のはなし

うちは精肉店

うちは精肉店

またまた先月の話題です。
《ある精肉店のはなし》の無料上映会に行ってきました。
http://www.seinikuten-eiga.com/

以前に『うちは精肉店』を読んで、北出精肉店の人たちの表情が良いなと思っていましたが、映画を見てますますそう感じました。料理上手なお姉さんの澄子さんとおしゃれでちょっとひょうきんな長男のお嫁さんの静子さんがすごくキュート。
家族が囲むあたたかい食卓、あざやかな手ワザを駆使した仕事(屠畜と解体)。すごくまっとうに生きている人たちの息遣いが聞こえるような映画でした。
いわれのない差別の理不尽さ。食べることは、動物に限らず、野菜もお米も卵もみんな他の生物のいのちをいただくことであること。メッセージ性はあるのですが、押しつけがましさが全然なくて好感を持ちました。監督の纐纈あやさんはご本人がアフタートークで「しつこいんです。」と言っていましたが、相手の懐にすっと入れる可愛げとど根性の持ち主なんだろうな〜と思いました。同じ監督の『祝の島』も見たくなりました。
http://www.hourinoshima.com/%E3%81%93%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/