岡本太郎とアール・ブリュット展

今日は生まれて初めて向ケ丘遊園駅に降り立ち、生田緑地内にある岡本太郎美術館に入りました。


メタセコイヤと楓の緑の競演。今日はちょっと蒸し暑かったのですが、ここで一気に気温が2度程下がった感じ。


岡本太郎美術館へのアプローチ。階段(手すりの右側)を水が流れ落ちています。


小田急線の遅れなどで、到着が遅れたので、いきなりカフェで腹ごしらえ。椅子もカップもオリジナル品。

常設展を見る時間はなかったので、一直線に《岡本太郎アール・ブリュット展》へ。
障がいを持つ人たちの作品がどれも素晴らしくて、圧倒されました。
幼児画にも通じるのですが、人間が生まれつき持っている表現欲求がまさに《生》のまま定着している感じ。自意識過剰さがなく、あふれ出してくる表現であること。個人個人の作品が反復しつつ深化していく様子も展示されていました。制作中のDVDでは、作者の集中ぶりやこみあげるような喜びの表情が印象的でした。

縄文土器やアフリカの仮面も一緒に展示してあり、美や表現に対する人類史的な視点、不思議なほどの共通性にも考えさせられました。

岡本太郎の言葉
絵を描くということは、たくましい本能の欲求であり、生命の喜びとして、だれもが身のうちに持っているものです。

その喜びの泉を枯らしてしまうものは、何なのかなぁ?