おはなし会


中瀬幼稚園の年中クラスにおはなしを語りに行きました。今年度最初です。
今日は『足折れつばめ』を語りました。
貧乏なおじいさんが足を折って飛べなくなったつばめを治してやった。翌年戻ってきたつばめはお礼に大きなスイカの種を落としていった。畑に植えると巨大なスイカが一個だけ実り、家で割ってみると種がみんな大工ときこりに変身して飛び出してくる。大工ときこりはおじいさんに立派な家を建ててくれ、米俵と味噌樽としょうゆ樽も運んできて、いずこかへ去っていく。お隣の欲張りじいさんが真似しようとするが、弱ったつばめはみつからない。元気なつばめに石をぶつけて、落ちてきたところを介抱する。治ったつばめは逃げ出していったが、翌年戻ってきて、じいさんにもスイカの種をくれる。大きなスイカが実ったので、ほくほくして家に持ち帰るが、割ってみると種がみんなハツカネズミになって家中を駆け回り、米も着物も何もかもを食い尽くしてしまった。
こんな筋です。
泥縄もいいところで、今日の午前に覚えた日本の昔話ですが、以前から気に入っていたおはなしなので、すんなり体に入った感じ。
最初のうち、「去年のおばさんと違う!」とざわついていた子どもたちも語りだすと集中していました。
自分が好きなおはなしを選ぶことは本当に大切だなぁと思います。逆にどこかに違和感の残る話は何度か語ってみたもののお倉入りになることが多いです。
つばめが雀に、スイカがひょうたんになっている同じ系統の話もあります。
ところで、出てきた大工ときこりは小人だと思いますか?私は小人だと思って語りました。

写真は園庭のブルーベリー。葉っぱがきれい。


下町散歩で買ってきたゆずのお酒。香川県琴平町の西野金陵という酒造で作られています。琴平町にはつれあいの大学時代の友人が住んでいて、去年遊びに行かせてもらいました。親近感がわくこのお酒、そのままでも炭酸で割ってもさわやかで美味しかったです。このラベルの水色 大好き。