柳家小三治独演会


昨日は三鷹公会堂(光のホール)で柳家小三治独演会を聴いてきました。三鷹駅から公会堂までは往復歩いたので、万歩計の歩数は結構イイ線いきました。(^_-)-☆

桜はあたたかな春に日差しで開花が進み、帰りの方がずっと花の数が多くなっていました。


演目は上です。
柳亭こみち師匠は昨年5月に男の子を出産されたそうです。「今日は命がけでベビーシッターに預けているんです。」と言っていました。「元犬」はこみちさんにすごく合っていて、面白かったです。犬が好きなのかな?
江戸時代には真っ白い犬はほとんどいないので、来生には人間に生まれ変わると思われていたそうです。白い動物は神様のお使いと思われたりして、大切にされていたのですね。
桜色の着物がとてもお似合いでした。

小三治師匠は一席目は登場するやいなやの「待ってました。ナントカ(聞き取れませんでした)の神様」の掛け声に機嫌を悪くしたように見えました。サッと噺に入り、「出来心」をほぼフルバージョンで50分近くかけて語ってくれました。出来心は寄席で15分くらいで聴くことが多かったので、「え〜こんな長い噺だったんだ〜。」とびっくり。淡々とした中にじんわりと可笑しみが増す、小三治節全開でした。押しつけがましさやウケたいという欲が感じられない、引きの芸って感じ。二席目のマクラで「あ〜面白かったって思えたら良いんです。言っときますがお客さんがじゃありませんよ。自分がです。」と語っていました。芸にあそぶ境地なのですかね。。。もうすぐ75歳だそうです。長生きして、末永くご活躍いただきたいです。

禁酒番屋はお役人の酔いがまわっていく様子がまことにリアル。会場は爆笑の渦でした。