アーサー・ビナード講演会@ちひろ美術館


今日はちひろ美術館に行って、アーサー・ビナードさんの講演会を聴いてきました。
アーサー・ビナードさんは日経新聞夕刊のプロムナードのコラムを読んで好きになり、エッセイを追っかけしました。エッセイの中で特に印象的だったのは、「紛争地を地図で見れば、何が原因になっているかわかる。」というお祖父さんだったか、お父さんだったかの言葉です。20世紀の戦争は原油の生産地を中心に起こっていたと言えそうです。では、21世紀は?
今日の講演では、広島と長崎に投下されたピカの話が本当に怖かったです。ウラン235から作られた広島に投下された原爆とプルトニウム239から作られた長崎に投下された原爆の違い。そこから導き出される、原爆が終戦を決定的にしたという定説への疑問。マンハッタン計画と広告戦略。15時半終了の予定を大幅に超過して閉館時刻の17時近くまで熱のこもったお話を聞かせて下さいました。