芝浜


昨日はつれあいと鈴本演芸場昼席に行きました。師走に入って、最初で最後の落語会になりそうです。むむむ笑いが足りない・・・。それで風邪をひいたのかぁ・・・。
昼席は《年の瀬に芝浜を聴く会》開催中。パンフレットは冬至にちなんで南瓜です。
芝浜は落語界の第九化しているのかな?
私は芝浜って、ウソくさい噺だなぁ・・・酒びたりの男がその程度の事ですっぱりお酒をやめられるとは思えないなぁ・・・と思っているのですが、一之輔師匠だったら、面白く聴かせてくれるかな?といそいそ出かけていきました。師匠も酒をやめられたことにはちょっと???みたいで、噺の途中で「こんなところでこんなこと言うのもナンなんですが・・・」とコメントを入れていました。魚屋さんもおかみさんも可愛げがあって、ベタベタの人情噺にせずに、あっさり語っているところが好感度大でした。道楽亭で喜多八師匠が、人情噺じゃないやり方で語ってみたいとおっしゃっていたので、喜多八版「芝浜」にも大いに期待しています。
二つ目の鈴々舎馬るこさんは今年NHK新人演芸大賞を受賞されたそうです。12月22日に山手線に高座着のまま乗車しているところに遭遇したばかり。昨日は「転失気」を自分流のくすぐりをガンガン入れて、のびのびと語っていました。賞を取るとやはり「それでいいのだ」と背中を押してもらった気がするのでしょうね。これまで聴いた馬るこさんの高座の中で、私的にはベストでした。