弾けるふたり


昨日は牛込箪笥町区民ホールで《柳家喜多八春風亭一之輔 二人会》を聴いてきました。
上の写真は大江戸線 牛込神楽坂駅構内。駅とホールが直結しているので、私のような方向音痴の人には最適な会場です。
駅の内装が漆喰壁風でとてもおしゃれ。


こんな砂の作品も展示してありました。

春風亭 一力    平林
春風亭 一之輔   普段の袴
柳家 喜多八    二番煎じ
      仲入り
柳家 喜多八    短命
春風亭 一之輔   子別れ(下)

一之輔さんのヨーロッパ興行の話がとても面白かったです。ウイーン大学には部員がたった一人(日本人ではない)の落語研究会があるそうです。「君、変わり者でしょ?」と聞いたら、「よく そう言われます。」と答えたそうですよ。そこで30人位の参加者の落語シンポジウムを開いたら、「落語協会小三治会長が辞めたら、以後はどうなりますか?」なんて質問も飛び出したとか・・・。
ポーランド人の日本文学研究者と話した時は、「一之輔さん、出身大学はどこですか?」と聞かれたので、「日本大学です。わかりますか?」と答えると、「知ってま〜す。石を投げれば日大生!」と返されたそうですよ。一之輔さんが「最近の日本人作家では誰が人気ありますか?」と聞くと、「夏目漱石」と即答。「全然最近じゃないじゃん・・・」と思っていたら、「村上春樹吉本ばななも人気あります。」とつけたしたので、「吉本ばななは日大(芸術学部)の先輩です。」と言ったら、「私の大学(ヤギェウォ大学・中世から続くポーランドで最も古い大学)の先輩はコペルニクスで〜す。」
「どんだけ負けず嫌いなんだ〜」と感想を述べていました。