蔦屋書店

昨日はつれあいと代官山の蔦屋書店のイベントホールに行きました。代官山駅で降りたのは生まれて初めて。その辺を歩いている男子がみんなオダギリジョーっぽく見えて、そのおしゃれ度に驚愕しました。

イベントは今月のブルータスの写真特集号の関連で写真家さんと柳家権太楼師匠のトーク&落語会。http://magazineworld.jp/core/img/slider/white_450.jpg
午後7時半開演でしたが、5時半には家を出て、高座の最前列正面をGET。
落語好きの写真家・大森克己さんのお話は、そうそう・・・私もそう思う。と共感するところ大でした。特に男40歳は人生に惑う頃発言と喬太郎師匠の覚悟と照れ、権太楼師匠とさん喬師匠が手をつないだことで生まれた異化作用のこと・・・人物写真を撮る人ならではの本質のつかみ方と感服しました。飄々としつつも熱い話しぶりもとても良かったです。
そして落語は柳家ほたるさんの『真田小僧』。続いて権太楼師匠の『笠碁』。対談の時点で今日のネタは『笠碁』と教えてくれて、「自分で自分の芸を語ると談志になっちゃうんだけど、『笠碁』では目を見てほしい。」と言っていました。おかげさまで最前列で目の演技を心ゆくまで堪能しました。碁敵である二人のお爺さんの顔が同じ権太楼師匠の顔なのにきっちり別々でした。以前白石加代子が百物語で、ラフカディオ・ハーン作『破約』を朗読した時の、祟られている後妻と祟っている前妻の顔の違いに匹敵する違いっぷりでした。トップライトで生まれる顔の陰影は生かしていると思うのですが、とてもそれだけとは言えない芸の凄みを堪能しました。つれあいは「1回 つばきが飛んできた!光栄だっ」と感激していました。最前列バンザイ!

高座は長机を組み合わせて構築してありました(撤収作業をチラ見)。大看板の権太楼師匠がこういう仮設高座に上るのは久しぶりだそうです。上ってすぐはグラつくので落ち着かなかったそうですよ。さもありなん。

蔦屋書店のお手洗い・・・スタイリッシュでした。さすがは代官山。ただし、この蛇口はセンサーで水が出るのですが、蛇口の近くじゃないとセンサーが働かず、そこで手を洗うと手洗い器のまわりに水が飛び散りやすいという弱点がありました。