名前 タイトル 銘


イサム・ノグチ庭園美術館に展示してある作品にはタイトルや説明書きがありませんでした。御託は抜きにして、まずは作品と直接対峙して欲しいということかな?その代わり、案内して下さるスタッフの方に直接質問することができました。
その時、私ってタイトルが好きなんだな〜としみじみ自覚しました。作品に名前がないと何だか落ち着かないのです。わかるの語源は分けるだと聞いたことがありますが、私の認知パターンは対象の名前を知って分類するという方向にあるようです。
また、タイトルは作品の意図を知るうえでは有効だと思っています。
茶道具の銘はすでにある道具からの物語性の創造かな。子どもが自分のなぐり書きを、車とか犬とかに見立てて、名づけることにちょっと似てるかも?

写真は高松のアーケード街のマンホール。那須与一が扇の的に向けて弓を引いています。