サクラ秘密基地

サクラ秘密基地

サクラ秘密基地

昨日読み終わりました。
同じ作者の『かたみ歌』に入っている「栞の恋」という短編を白石加代子さんが百物語で語っていたので、好きになりました。
ノスタルジックな怪異譚という味わいです。
巻頭の「サクラ秘密基地」は《秘密基地》という何歳になってもワクワクする言葉がタイトルに入っていますが、ネタバレを避けたいので、多くは語れませんが、非常に胸の痛むお話でした。もし、白石加代子さんに読んでもらうのなら、最後の「スズメ鈴松」が良いな〜。
私は高校生の頃、赤江瀑に凝ったのですが、「コスモス書簡」だけはちょっと作風が似てるかな?と思いました。朱川湊人さんは私より3歳年下。昭和の描き方は同世代だけに、共感するところ大です。