鬼は外!


節分前の週末に勤務先の保育室にも鬼はやってきました。
ギャン泣きした子もいれば、ポカンとしていた子も・・・。新聞紙で作った紙つぶてで闘いをいどんだのは、2名程でした。後日、節分の写真を掲示板に貼っておくと、友だちを蹴ったり、テーブルの上に登ったりするたびに、コソコソと鬼の写真を見に行く子が出現。節分ではギャン泣きした子なので、絶妙な距離から盗み見るのですが、鬼が今にも写真から飛び出して、懲らしめに来るのじゃなかろうか?と真剣に心配しているような心細そうな表情でした。神様や鬼のような畏れ気持ちの対象が行動を律する指針になってくれると良いのですが・・・。1歳半ですが、自分が悪いことをしているという自覚はしっかりあるってことですよね。今日の夕方、掲示版から剥がしてしまったので、効能も今日限りかな・・・。
それにしても鬼や悪魔の造形って世界中で共通点がありますね。

こちらはスイスのなまはげ『チェゲッテ』実施する季節もほぼ同じ。

これはトカラ諸島 悪石島のボゼ神。やってくるのは夏だそうです。

地獄の番人、牛頭馬頭(ごずめず)

鬼の角って、怒りのオーラが可視化されたものなのかしらん?『頭にきた!』っていうから、やっぱり頭から放射されているような気がします。怒っていると目は確実につりあがるし・・・。宇宙人や動物ではなく、やはり人間のもつ根源的な影の部分がこの造形に結びつくのだと思います。
鬼は我が身のうちにあり・・・

上は般若の面です。