東京都現代美術館


新聞屋さんから、『日本ファッションの未来性』という展覧会の招待券をいただいたので、つれあいと東京都現代美術館に行ってきました。行きは地下鉄東西線に乗って、木場駅から歩きました。上の写真はヤベノケンジ作『ロッキングマンモス』兜の武将の後ろに籐製の乳母車のカゴ部分。乳母車と言えば・・・で、『戦艦ポチョムキン』のオデッサの階段を思い出しました。9分50秒あたりからが有名なシーンです。

企画展は1980年代から現在までの日本のファッションを展示してありました。展示はマネキンが着ている衣装がほとんどだったので、やはり、生身のモデルさんが着て、動いたり、風をはらんだりしているところを見たいな〜と思いました。若手では玉井健太郎さんの服(アシードクラウド)が気に入りました。
せっかくだからと常設展も見たら、面白かったです。一番気に入ったのは、寝転がって見るビデオ作品。天井いっぱいに広がるスクリーンの中に更に別の丸い映像が映し出されて、休みなく動いているので、ちょっと眩暈感がありました。キューブリックの『シャイニング』とタルコフスキーの『惑星ソラリス』『ストーカー』を思い出しました。小動物の視線で草原や柿の木を見上げたりしていたかと思うと、つややかな木の幹をなでまわしている女性の手が大写しになったり、病院の廊下のようなところをベビーカーを押した家族が歩いていたり、包帯を巻きつけたような螺旋が強調された映像が出たり、ロングヘアの白人女性が目を剥いていたり・・・切れ切れの悪夢のような内容。でも、惹きこまれました。
美術館から、今度は清澄白河方面へ。かもめ食堂のような雰囲気のカフェで豚丼と生ビールのセットを注文し、腹ごしらえ。

こういう本当は木造建築なのに、正面だけコンクリート造りみたいな建物を看板建築というそうです。なんだか懐かしいたたずまいです。

商店街ではかかしコンクールをしていました。
『天空の城 ラピュタ』のロボット兵。力作です。


ピグモンもかわいい!
清澄庭園に入ってみました。入園料は一般150円。良く手入れされていて気持ちよかったです。



萩と彼岸花が盛りでした。

石塔とスカイツリーが背比べ。



平べったい亀や鷺もいました。鯉とミドリ亀はウヨウヨいましたよ。

これは池に落ちた人を助けるため?備えあれば憂いなし(笑)

清澄白河駅の壁面も現代アートしていました。帰りは地下鉄大江戸線を利用しました。足が棒になりましたが、楽しい休日でした。