小松亮太 Presents  エル・タンゴ



またも三鷹芸術文化センターに行ってきました。今日はいつもの『星のホール』ではなく、シューボックス型のコンサートホール『風のホール』です。三鷹の街は八幡さまのお祭りで大盛り上がり。大きな太鼓や美しいお神輿が巡行していました。
お神輿の四隅の組みひもの飾りはまるで龍のようでした。
お祭りの喧騒をよそに、通り道に面する幼稚園のウサギたちは夏バテ気味に見えました。


小松亮太さんの演奏をライブで聴くのはこれが3回目です。パートナーでヴァイオリニストの近藤久美子さんとお二人のお子さんたちが中瀬幼稚園の卒園生なので、幼稚園のホールでライブを開いてくださったことがあります。我が家の二人の子どももお世話になったのですが、中瀬幼稚園は柳家喬太郎師匠の落語会をしたりhttp://d.hatena.ne.jp/fumfum235/20100216/1266331919・・・石山修武さんとコラボしたり・・・それはそれは奥の深〜〜〜い幼稚園なのです。バンドネオン・ヴァイオリン・コントラバス・ギター・ピアノのセッションだったかと記憶していますが、凄い迫力でした。フレーズを楽器間でやり取りしている時は会話のよう。紫煙たなびく酒場のざわめきに合う音楽だな〜と思ったら、そうか、貴族のサロンで流れていたであろう室内楽もバンドの一種なんだ〜!と思ったのでした。小松さんのバンドネオンは戦隊モノでたとえれば、バイバリ主役のレッドなのですが、他の楽器であるイエローやグリーンやブラックにもキャラが立つようなエピソードがちゃんと挿入されていてチームワークばっちりな感じでした。
2回目は映画『風の中で むしのいのち くさのいのち もののいのち』http://www.kazenonakade.com/
http://d.hatena.ne.jp/fumfum235/20091211/1260495435の上映会で、小松さん&近藤さんのデュオを聴きました。このドキュメンタリー映画の音楽は近藤久美子さんが担当されました。
『エル・タンゴ』はボルヘスの散文物語を音楽化したものだそうです。内容はギャングの抗争劇だったのかな?ベネズエラ出身の男性の語りと歌は迫力満点。演奏は情熱的でどこか哀愁が漂うタンゴ・・・いやがうえにもドラマティックでした。
人気曲の『リベルタンゴ』はバンドネオンとギターだけで演奏。『リベルタンゴ』を演奏しないと苦情がくる勢いなんですよ〜。僕はひねくれているので、日本で一番小さい音による『リベルタンゴ』をやります。というようなことをMCしていました(笑)

地元の駅に向かう途中で見事な入道雲をパチリ。一番右側はひげをたくわえたおじさんに見えませんか?