柳家小三治@前進座


昨日は午前中だけ短時間仕事。12時過ぎに職場を飛び出し、雨の中を前進座まで自転車でGO!30分かからずに到着。
会場に貼られたチラシを見て、びっくり。大好きな菊六さん、三三師匠、小三治師匠の揃い踏みではありませんか!もう、うれしくて、うれしくて、頬がゆるみっぱなしです。ロビーで購入したおにぎりと今川焼で腹ごしらえしていると、バスと電車を乗り継いでつれあいが到着。前進座劇場吉祥寺駅からも少し歩くので、1時間近くかかったそうです。
公演パンフレットを開くとプロフィールの部分で、柳家三三が林家三三に・・・誰?林家三三。校正ミスって何故かダメージが大きい人名・数字・曜日あたりに頻発するものなんですよね。
    演目
  柳家 緑君   狸札
  古今亭 菊六  浮世床
  柳家 三三   佐々木政談
    〈仲入り〉
  林家 正楽   紙切り
  柳家 小三治  粗忽長屋 
小三治師匠恒例の長いマクラ・・・まずは《おっかけ》の人から来た手紙の話題。千葉?と埼玉?と鹿児島で3回とも『一眼国』と『厩火事』に当たってしまって残念だったという内容。そんなこと言われてもね〜。
そして、11月21日に亡くなった談志師匠の話が出ました・・・『だんしがしんだ』は回文になっているそうです。『たけやぶやけた』と同じですね。
たまたまハワイに滞在していた小三治師匠の携帯電話に新聞社やTV局から取材の電話が入り、20分〜30分ずつ都合3時間あまりも各社の質問に答えてどっと疲れたこと。そして携帯電話の料金システム・・・特に海外にかかってきた電話の料金は誰が負担することになるのかを淡々を語っていました。中継局から海外の携帯までの料金は受けた側が支払うそうです。
そういう表現はしませんでしたが、兄弟子談志の最後っ屁という感じで、二人の深い因縁を感じさせるネタになってました。11月分の請求がいったいいくらになったのか、ちょっと知りたいです(笑)
小さん師匠のお得意の『粗忽長屋』に落語協会を飛び出して行った兄弟子への万感の思いがこもっていたような気がします。

帰りは3日降り続いた雨があがって、蔦の葉の紅葉がきれいでした。

夜は西荻窪で忘年会。「海のぼん ヘクトパスカル」という不思議な名前の居酒屋さんでした。写真は前菜盛り合わせ。太刀魚の南蛮漬、〆サバと百合根のあえもの、セロリのきんぴら・・・だったかな。取り皿がかわいかったのでパチリ。