不滅のシンボル 鳳凰と獅子展


 文殊渡海図(京都・醍醐寺) 部分


先週つれあいと長女と一緒にサントリー美術館に行ってきました。同僚のIさんと新聞販売店にいただいたチケットで入場しました。Iさんありがとう!
入口の案内ポスターのLED電球のスポットライトがかっこいいな〜と思いました。作品を劣化させる心配がないLED電球は美術館の展示を革新しましたね。文殊渡海図の実物は展示替のため見られませんでしたが、少年のような表情が好きです。
しっぽがわらびのしの形の狛犬がとてもかわいかったです。鎌倉時代の作品だそうです。こんなしっぽの造形は見たことがなかったので驚きました。縁起モノって意識なのでしょうか?
祇園祭礼図屏風』にも驚きました。山鉾って不思議な形なのですね。日本人にとって、樹木と山は神と一体なのだなぁ・・・と思いました。避雷針のように高い真木は天と地をつなぐアンテナ(依代)のように見えました。祇園祭平安時代の869(貞観11)年、天変地異を鎮める朝廷の儀式「御霊会」が起源だそうです。貞観11年は全国で疫病がはやり、大津波を伴う巨大な貞観地震が東北地方を襲った年です。
狩野永徳の『唐獅子図屏風』を見たとたん、キリンビールを思い出してしまいました(笑)サントリーさんったら、敵に塩を贈ってる?たてがみやしっぽのぐるぐる渦巻きが迫力満点。

金銅透彫舎利塔(奈良・西大寺)と伊東若冲の『花鳥図押絵貼屏風』もずっと眺めていたいと思いました。


今年も極楽鳥花が飾ってありました。まさに鳳凰のイメージです。


モンステラの影がじゅたんの模様と化していました。六本木ミッドタウンは節電のため、少し暗めで、水を流すのは自粛していました。