英国王のスピーチ


今日はつれあいと『英国王のスピーチ』を見てきました。月曜日の朝(11:00〜上映)にもかかわらず、9割以上の入場者でした。
こういう映画は大好き!脚本もキャストも最高でした。
エリザベス女王のお父さんという認識程度の地味な存在だったジョージ6世を吃音の克服(・・・というか共存?)という切り口でこんなにも魅力的に描けることにびっくり。切り口にブレがないから、国王と王妃の夫婦愛も国王と言語聴覚士の身分を超えた友情も日本の象徴天皇制にも通じる、王であっても王権はない まるで役者のような存在だという悩みもくっきりと表現されていました。吃音の原因になったであろう幼児体験や親子兄弟関係も仕事柄つい身を乗り出して見つめてしまいました。
第二次世界大戦という大きな物語のはしっこのむしろ小さな物語はちょっぴり『フラッシュダンス』を思い起こさせました。チャレンジしている主役が国王と無名の黒人の女の子という大きな違いはあるのですが・・・(笑)
王妃役のヘレナ・ボナム=カーターが大竹しのぶと印象が似ていることも面白かったです。この女優さんはティム・バートン監督の奥さんなんですね。
男優さんたちが着ている、ツイードジャケットやウールのコートの質感がいかにもイギリス映画!衣装も美術も好みでした。
エンドロールに《この映画に登場する動物たちは撮影中常に大切に処遇されていました》みたいな注意書きが出てきたのには笑いました。映画が事実に基づいているならジョージ6世の家ではコーギーを飼っていたようです。
映画の後、新宿中村屋でご飯を食べ、新宿マルイ本館のル・プチメック でパンを買いました。


節電のために圧力鍋でご飯を炊き、お櫃で保存するようにしています。ご飯が少し灰色っぽくなりますが、もっちりして美味しいです。
3月の消費電力は後半節制したので、去年より100kwh以上減っていました。子ども達にエアコン使用禁止令を出したのが何と言っても大きかったみたいです。