承認の欲求


昨年末から朝日新聞に『孤族の国』(第一部 男たち)というシリーズが掲載され、無縁死や自殺、餓死、ひきこもりの時期を経ての理由なき犯罪・・・といった重いテーマが展開されていました。
連載第5回の父親の遺産を取り崩しながら、動画サイトへの投稿を生きがいにしている男性の記事《本当は何をしたいのか、と聞くと、拍子抜けするほど普通だった。「中小企業でこの人がいると便利だなっていう人がいるでしょ。パソコンもサッと使えて、ホームページもチラシもつくれる。本当は、そうやって役に立ちたいんです」》に胸を衝かれました。私にはホームページをサッと作る能力はないし、パソコンもそれほど得意ではないけれど、この男性との立ち位置の近さを強く感じました。そして、だからこそ家族がいて、仕事があって身近な人たちに多少なりとも必要とされていることの幸せを考えさせられました。
写真は生協のトマトが入っていた段ボールです。ちょっと困った顔をしていますね(笑)