あの頃の噺

昨日は仕事の後で、新宿へ。時間的には楽勝!と思いきや・・・会場のスペース・ゼロの場所はネットで見て、あの辺ね・・と当たりをつけただけで、チラシに地図が載っていると思いこんでいました。ところが、南口を出て、チラシを出して見たら、地図はない!甲州街道から、ちょっと入ったところだったけど、どの道で曲がれば良いの?と焦ってキョロキョロ。京王新線新宿駅まで行ったところで、それらしい人波発見!開演10分前に到着できました。セーフ!(^o^)

前座噺の会だけあって、前座さんはなし。いきなり春風亭昇太さんが出てきて、携帯電話についてのご注意(笑)続いて、立川談春さん、柳亭市馬さん、春風亭昇太さんの順で前座噺を披露。3人とも羽織は着ない・高座から降りる時に座布団を返す・めくりをめくって客席に一礼という初々しい姿。それだけでもお金を払った甲斐がありました。
そもそもこの公演、面白そうだけど平日夜・・・チケットを取ることは早くに諦めていたのです。その後、生活クラブ生協のカタログに抽選枠で案内されていたので、ダメでもともとの気持ちで申し込んだら、思いがけず当選!無事郵送されて来たのでした。このところ忙しかった私へのご褒美かな〜♪

前座噺に続いて3人の前座・二つ目の頃の思い出話コーナー。ここでは羽織着用。しかも昇太さんは柄入り。談春さんのプロモーション用の写真が笑えました。紡木たくの「ホットロード」を彷彿とさせるようなファッション(オーバーサイズ気味のライン入りカーディガンがツボ!)とヘアスタイルでした。ちなみに「ホットロード」は好きなマンガではないのですが、時代のニオイをすごく伝えていると思います。
異様に若く見える昇太さんの写真も面白かったです。年齢は私と同じで学年も一緒なのですが、今も変わらぬお肌ツヤツヤ感がうらやましい。春風亭柳昇師匠の「戦争では使えないヤツだ。」発言はリアリティーがありました。私も絶対に使えないタイプなので・・・怖い怖い・・・。妙に老成して見える市馬さんは好対照でした。野茂投手のような風貌でしたよ。先代小さんの盛大な夫婦ケンカ話が面白かったです。一度息子の剣道の試合を応援に行ったら、小さん師匠が大会会長として道着姿で来てくれていたことがありました。その時いただいた手ぬぐいは大切にしています。家では姉さん女房に全く頭が上がらなかったとは・・・。

休憩をはさんで、今度は昇太さん、談春さん、市馬さんの順にまた前座噺。狸噺が続いたので、市馬さんも狸噺なのかなぁと思ったら、違いました。
      立川 談春  真田小僧
      柳亭 市馬  たらちね
      春風亭昇太  雑俳
      《なつかし話》
      《休憩》
      春風亭昇太  狸札
      立川 談春  狸鯉
      柳亭 市馬  牛ほめ
公演が始まる前や休憩時間に当時の流行歌が流れていたのですが、終演直後はオフコースの「さよなら」・・・もう〜 おわり〜だね〜♪・・・ 

帰りは快速に乗らずに総武線荻窪まで戻りました。座ることが出来て、ホッとして目を上げると、前に立った若者二人(連れではない)のカバンにそれぞれ一個ずつ熊のマスコットがぶら下がっていました。うち一匹はパディントンベアー。私は密かにマスコット系男子と命名しました。これから電車に乗る時の楽しみが増えました。