沢知恵@ラ・カーニャ

ライブ・アット・ラカーニャ春

ライブ・アット・ラカーニャ春

沢知恵さんの「いいうたいろいろ 春」コンサートに長男と一緒に行きました。会場のラ・カーニャは下北沢にあります。洋服屋さんがすご〜く沢山ある独特な空気のある街ですね。
沢知恵さんのファンになったのは、PCで「死んだ男の残したものは」の音源を探していて、たまたまHPhttp://www.comoesta.co.jp/に行きあたったからです。声質もピアノも大好き。声量が豊かなので、ffとppの間の表現レンジが広く、時にえ〜それってちょっとやり過ぎじゃない?と思うくらい訴えかける力があります。ひきだしの沢山ある歌い手ですが、個人的には美空ひばりに一番似ていると思っています。「故郷(ふるさと)」「小さな恋のうた」「糸」では客席に涙を拭いている人の気配を多数感じました。途中からアレンジがジャズに変わる「荒城の月」もう一回聴きたいな。
歌の力を信じているから、「私が・・・」という意識は年々薄れて肩の力が抜けて大人になったというような事をMCで語っていました。技術の裏付けがあってのことですが、芸能って自意識をなくして、霊媒状態になっている時最高のパフォーマンスになるのではないかと私も思っています。
今日はモンゴル800上江洌清作さんがスペシャルゲストでした。ウクレレ抱えて歌った、ブルーハーツの「ラブレター」と「デイドリームビリーバー(忌野清志郎訳詞)」とてもカッコよかったです。声の力って本当にすごい。
落語にしても、音楽にしても、どうも私は引き算志向みたい。極力飾りをそぎ落とした中で声が伝えるものに耳をすませたいという思いが強いのだと思います。
長男にどの歌が一番気に入った?と聞くと「○と△のうた」(作詞&作曲:武満徹)という答えでした。バラライカは三角ダゼ〜♪