鈴本演芸場デビュー

 昨日、鈴本演芸場に行ってきました。夜席の主任(トリ)は贔屓の柳家三三さんです。先日の練馬文化センターでの独演会で割引チラシをゲットしていたので、大人2800円が2200円に割引でした。演芸場は飲食自由なので、上野松坂屋前で夫と待ち合わせをして、柿安のお弁当を購入。(夕方割引でそれぞれ200円引き)ついでにドラゴンズ応援セールでストール2枚とベルト1本も購入。松坂屋って名古屋が本店だったんだね〜と再認識。開場時間の5時に演芸場に入り、前から4列目の正面に座りました。
 さすがに携帯の電源を切るかマナーモードにというご注意はありましたが、演芸場のゆる〜い雰囲気は心地よかったです。実家がその昔映画館とヌード劇場だったという夫はいそいそと豆菓子・サキイカ・ビール・お茶を買い込んできました。前の椅子にはちゃんと小テーブルがついていて、プチ宴会気分です。ななめ前のおじさんは吉野家の牛丼をテーブルに載せてスタンバイ。7時前にささっと食べていました。
 5時20分ころはじまり、落語、漫才、紙切り、マジックが次々にテンポ良く繰り出され、飽きさせません。間の休憩時間はたった10分でしたが、お手洗いは清潔で数もたっぷりだったので、余裕でした。
 休憩時間に振り返ってみると、いつの間にか客席は8割くらいの入りになっていました。
 さて、トリの三三さん。キャッチコピーが「秋の夜長の長講十夜」ですから、期待はいやがうえにも高まります。もっとも、前に出てきた師匠がマクラで「長い噺を10も用意するのは大変でしょ?」と聞いたら、「いえ。普段の噺をゆっくり語るだけですから。」と答えたと笑っていましが・・・。
 今夜の演目は「唐茄子屋政談」。3年前に飯能で聴いた噺と同じでした。3年前も上手いな〜と思って聴いていたのですが、今回は、ますます良くなっていました。本人の精進あってのことだと思いますが、人気が出る→自信を深める→もっと努力するという良い循環の凄みを痛感しました。この演目には花魁が若旦那の声が好きといって甘える場面の回想シーンがあり、それに唐茄子(カボチャ)の売り声の練習がかぶさっていて、三三さんの声の良さが生かされていました。
 鈴本デビューの後、夫が週に3日以上通いつめているフォーク居酒場『旅のつづき』に寄りました。http://www.hits70s.com/index.html とても雰囲気の良いお店で、音楽が好きで好きでたまらない人同士が楽器や歌で会話している感じが素敵です。おじさんがスーツ姿でギターっていうのが、私的には結構ツボです。
 写真はサンマの軟らか煮です。圧力鍋で煮るので、骨まで食べられます。http://cookpad.com/recipe/773338#tsukurepo