宮澤賢治・詩と絵の宇宙


今日は朝から激しい雨でしたが、昼近くに小雨になってきたので、世田谷文学館に行きました。
もより駅に行く途中の駐車場から、雨が滝のように路上に落ちていました。

下の写真はスーパーの駐車場から排水されて、道路を流れる雨。

今日は大丈夫でしたが、アスファルトやコンクリートで舗装された場所に降る雨が一気に下水や河川に流れ込んで、都市型水害を引き起こしているそうです。


バスを乗り継いで、世田谷文学館に到着。京王線蘆花公園駅の近くです。

錦鯉が優雅に泳いでいました。紫色の花はアヤメかなぁ?

お腹がすいたので、館内の喫茶室でピラフを食べました。円谷プロダクションが世田谷区生まれだから?ゴジラが店内を睥睨していました。

宮澤賢治・詩と絵の宇宙展には、絵本の原画が沢山出品されていました。賢治の童話は絵本のテキストとしては長すぎるかな・・・とも思うのですが、絵を描く人のイマジネーションを刺激してやまないのでしょうね。
『雪わたり』の青い青い夜の雪原は堀内誠一の絵も矢吹申彦の絵もどちらも好きです。
赤羽末吉が『ひかりの素足』を絵本にしていたことを今回初めて知りました。福音館書店の『絵本作家のアトリエ1』によると赤羽末吉は最後に体調を崩しながらも『風の又三郎』に取り組んでいたのだそうです。赤羽末吉の『風の又三郎』・・・見たかったです。
「『銀河鉄道の夜』はますむらひろしのマンガ版が良かったな。何で出品されてないのかな?」とつれあいがつぶやいていました。そう、マンガだし登場人物が猫の顔だけど、私にとっても一番ぴったりくる絵です。カムパネルラやジョバンニの西洋風の名前に違和感をもたずにすむし・・・。

銀河鉄道の夜 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)

銀河鉄道の夜 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)


文学館手前の側溝の蓋。鷺草(サギソウ)の模様です。鷺草は世田谷区の区の花です。

蘆花公園駅近くのマンションの庭で彼岸花が咲きはじめていました。