保育の場に子どもが自分を開くとき

上記の本を図書館にリクエストしたところ、購入してくれました。うれし〜♪
保育者のみなさんが綴るエピソードに、子どもとの関係性が動く“その時”って確かにある!私もそんなエピソードを書いてみたいな〜。と思いました。
印象に残った文を抜き書きしておきます。

保育の場を窮屈にする既成の枠組みの1つは、いろいろなきまりごとです。たとえばデイリープログラムどおりに1日を過ごすことを必要以上に求められると、保育の場は窮屈になります。外遊びの時間だからと全員が保育室から園庭に出なければならなかったり(もっともこれは保育者の手が足りないという理由にもよりますが)、給食の時間になったからと、“おかたづけですよ”の一言で遊びが強制的に終了されてしまったりするのも、デイリープログラムが子どもたちの気持ちよりも優先されるからです。その挙げ句に、こうした保育のあり方に疑問を呈しないばかりか、大人の指示や命令に素直にしたがうように仕向けることがしつけであり、教育であり、小学校へ上がるための準備なのだと思い込む保育関係者が増えていることを懸念するのは私だけでしょうか?
 『保育の場に子どもが自分を開くとき』室田一樹著より ミネルヴァ書房