いろり会


27日(土)はいろり会に参加しました。文京シビックセンターが会場だったので、地下鉄丸の内線後楽園駅に行きました。駅の表示板と美術展のポスターがマッチしていたので、パチリ。


ベンチはローマ風?スフィンクスの足?それともライオンかな?
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いろり会ではブラジルの赤道近くの貧困の漁村に21歳で保育園を設立し、地域に深く根ざして活動されている鈴木真由美さんのお話を聴きました。30代半ばの若さですが、保育園を設立されてから早くも12年。漁村は近年リゾート地として開発されていて、10代の若者の麻薬売買や売春が問題になっていますが、問題解決のカギは子どもとその家族への支援と考え、識字教室や学童教室などに活動を広げているそうです。
ブラジルは多民族国家であること。ブラジル人は心に二枚の扉を持っていて、一枚目はすぐに開いて、とてもフレンドリーだけれども、二枚目の扉を開けることは実は難しいこと。銃規制の世論が高まっても、現実に麻薬組織の銃撃戦などが起きるので、富裕層は自分の身は銃で守るという考えを手放せないこと。激しい貧富の差が教育を受ける機会の差となり、貧困層が固定してしまうこと。具体的な話を聴き、外国で暮らしているからこそ見える日本の姿も教えていただきました。

質問を兼ねた自己紹介でも、色々な話題が出て、とてもエキサイティングな会でした。
終了後イタリアンレストランで食事をし、終電近くの電車で帰宅しました。