ファシリテーション


今日は杉並区役所で開催された、家庭教育フォーラム「親の生きる力を育てる子育て支援の発想」に参加しました。当初は30名程度の募集でしたが人気につき、50名近くの参加になったそうです。講師は武蔵大学教授武田信子先生。武田先生がファシリテーターになってのワークショップの合間合間にパワーポイントを使った講演という形でした。最初から4人のグループになっていて席も決まっていました。自己紹介は「小指の一番長い人から時計回りで・・・」という面白い指名法。手を出しあうと、私とお隣さんが目視的にはほぼ同じ長さ。ペンケースから線引きを出して測っていると、講師から笑われてしまいました。1分間の自己紹介では名前と所属の他に小学生になる前にした遊びで一番楽しかったことを話すという課題が出ました。私は笹やぶの中の狭い空き地を隠れ場所にして、友だちと一緒に廃品を持ち込んで遊んだことを話しました。自己紹介が終わった後で、「その遊びでは大人と一緒でしたか?」と講師が聞くと、「ハイ」と手を挙げたのは5人でした。ほとんどの人は大人が介在しない遊びが一番楽しかったようです。保育士は良き黒衣であることを要求されているのかもしれませんね。
グループで話し合ったり、模造紙にマーカーでキーワードを書き込んだり、頭と口と手を沢山使いました。一方的に聞いていれば良い講演会より疲れましたが、心地よい疲れでした。ファシリテーターの力で初対面の方々とリラックスして話せました。
講演会の後、普段子どもたちと散歩に出かける公園でパンと缶ココアの昼ごはんを食べました。雪解け水をシャベルですくっては、コンクリートの上にたらして、左官職人のように塗り伸ばしている3歳くらいの男の子が二人いました。私の食事中ずっと集中して作業していました。すごく密度の濃い時間を過ごしているんだろうな・・・と思いました。私も小学生の時、濃い泥水に小石を浸して、チョコレートを作る作業にすごく集中した日のことがいまだに忘れられません。土や水が子どもに働きかける力は絶大だと思います。

この鳥はキンクロハシロという名前です。

鯉がいっぱい。エサやり禁止なのですが、人の足音を聞くと必ず集まってきます。

青空が水面に反映していました。カメラを向けてみて初めて気づいた美しさでした。