沢知恵 ライブ@ラ・カーニャ いいうたいろいろ 冬


今日は娘の学生時代の友だちが泊まりに来てくれることになったので、午前中は我が家のあちらこちらをお掃除、お掃除(汗)きれい好きな人には考えられないレベルの低さだと思うのですが、これで大掃除の真似ごとはできたかな?と大満足。お客様が来てくれるのはありがたいです。
午後は下北沢のラ・カーニャ沢知恵さんの季節公演。満員御礼。場内は70名位?隣の人と肩よせあって、ライブを楽しみました。
最初はアカペラで『久しくまちにし』それから『しあわせなら手をたたこう』を替え歌して、お客さん同士が隣の人とこづき合ったり、前の人の肩を叩いたり・・・あっという間に客席は親密空間に変化していました。
今回も小田原少年院のクスノキにインスパイアされた『おおきな木』を歌ってくれました。ピアノの右手で弾く高音部は光と風にゆれる若葉のささやきのよう、曲がすすむにつれて、ピアノの音域は低くなっていき、太い幹や大地をつかむ力強い根っこを連想させました。沢さんのピアノは伴奏という感じではなく、歌とピアノが一体となって、ひとつの世界を表現しているんだな〜と思いました。
大好きな『風に立つライオン』も歌ってくれました。家に帰って、娘とお友だちのAちゃんにもCDを聴いてもらうと、娘と私の間に論争が勃発。私は手紙の返事を書いているのはアフリカで働いている男性医師だと信じて疑っていなかったのですが、娘は「えっ?女の人でしょ?」「うっそ〜!だってサンタは男でしょ?何でそう思うの?」と私が聞くと、「別にサンタの役は女の人だってできるじゃない。(歌詞カードには)《僕》って書いてあるところを、全部《私》と歌ってるもん。出だしも『何より《あなた》が《私》を怨んでいなかったということに・・』になってるし・・・女の人の声で歌ってるんだし、女の人だと考えた方が自然じゃない?」「え〜?そうだったの?え〜?そうかな?本当に?」びっくり仰天する私にドヤ顔を向ける娘でした。
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今日はコートを鞄に押しこんでいたので、ライブの途中で涙がこぼれてきてもハンカチをなかなか探り出せなくて苦労しました。どんな人に逢い、どんな事を経験するかで人は変わっていくもの・・・沢知恵さんの歌はますます深まっているね。すてきだね。とつれあいと話ながら帰途につきました。駅の手前で「千草」という定食屋さんに入りました。ラ・カーニャに向かう時にいつも気になっていたのですが、帰りには大抵暖簾が取り込まれてしまっていました。冬公演は開演が1時間早かったので、今日は無事入店。つれあいは揚げ豚にんにく醤油定食。私はカキフライ定食。マカロニサラダと卵焼きに生ビール(グラス)も一杯ずつ。卵焼きが出し巻きではなく、砂糖を多めにいれて、フライパンでささっと焼いて、3つに折ったもの。懐かしい味でした。定食はみそ汁はおかわり自由。沢庵。冷ややっこ付き。BGMは昭和の歌。紙ふうせんの『冬が来る前に』もかかりました。私たちの後3組お客が来たところで、厨房から「ごはんなくなりました〜」の声。程なく暖簾を取り込んでいました。閉店が早いのもむベなるかな。

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2012年12月27日(木)20:00〜 NHK EテレハートネットTV』は沢知恵さんの特集です。楽しみです。再放送は2013年1月10日(木)13:05〜
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2012-12/27.html