草間弥生とはぐ

ハチミツとクローバー 10巻セット (クイーンズコミックス)

ハチミツとクローバー 10巻セット (クイーンズコミックス)


9/28(金)にNHKスペシャル『天才芸術家・草間弥生』を見ました。樹木希林さんそっくり!水玉もかぼちゃも怖いよ〜(タコの吸盤や水玉模様を気持ち悪く感じるのは一種の恐怖症らしいです)というのがこの番組を見るまでの私の草間弥生観だったのですが、小柄で絵を描くことでかろうじて平衡を保っている感じ(ずっと精神病院に入院していて、そこから毎日アトリエに通っているそうです)、コントロールできない程の表現欲求を抱えている、一種のモンスター。。。というところは『はちみつとクローバー』の主人公はぐみに通じるものがあるのかな?と思いました。
草間弥生さんは長野県松本市出身。はぐみは設定では安曇野育ちなので、これもちょっと似てますね。
ニューヨークで活躍していたころの草間さんは野生の馬みたいな猛々しい美しさが印象的でした。だからこそ、日本に帰国した時、週刊誌に徹底的にたたかれてしまったのかもしれません。出る釘はとことん打つ、異質な人は排除する思想は40年前の日本社会ではもっともっと激しかったのでしょう。